popular alcoholic drinks in Vietnam

【現地酒造メーカーが語る】ベトナムの人気なお酒ジャンル8選

ベトナムってどんなお酒が飲まれているのか気になりますよね!?
醸造酒、蒸留酒、リキュール系のジャンルごとにベトナムで好まれているお酒を紹介していきます。

醸造酒

醸造酒は、穀物や果物などを発酵させて作るお酒です。例えば、ビールやワイン、日本酒がこの仲間です。穀物や果物に含まれる糖分が酵母(こうぼ)と呼ばれる微生物によって分解され、アルコールが生まれます。発酵の過程で自然な風味が生まれ、食材の風味をそのまま楽しむことができます。アルコール度数は比較的低めで、口当たりが優しいお酒が多いのも特徴です。

ビール

圧倒的にベトナムで飲まれているのがビールです。ビールの消費量は世界でもトップクラスです。そんな大人気ビールの特徴は、すっきりとした味わいが特徴です。ベトナムでは、ビールがあまり冷え切っていないことから、氷を入れて飲むこともしばしばあります。

ホーチミンでは『333』(バーバーバー)という銘柄が人気です。数字の3がベトナム語でバーと呼ばれていることから、この読み方になっています。

ハノイでは、『Ha Noi Bia』が人気です。ハノイの特徴は絶妙な甘みがあります。現地の料理もホーチミンと異なりどこか甘みがあり、現地の料理とのマリアージュも楽しめます。

クラフトビール

今一番ブームが来ているのは、このクラフトビールです。クラフトビールが置いていあるバーに行くと欧米人でかなり賑わっています。アメリカの醸造技術とベトナムの原料の組み合わせです。ベトナムはフルーツが豊富なので、たくさんの種類が楽しめます。パッションフルーツやライチ系、コーヒーといった現地でしか味わえない有数のクラフトビールがたくさんあります。

清酒( SAKE)

1995年から醸造しているHue Foods Companyの『越の一』から長い年月が経ち、ずっと一社のみの寂しい環境で清酒の販売をしていましが、ようやく新しい醸造所がホーチミンに誕生しています。Mua酒造。クラフトビールの技術と日本の醸造技術とベトナムの原料が組み合わさった酒蔵です。アメリカのクラフトビールブリュワリーと同じような発想で、醸造所と飲食が併設する環境で飲むことができます。ベトナムにも新しい日本酒の時代がやってきています。

ワイン

 フランス統治時代にブドウの栽培が始まりました。ベトナムでは想像もつかないくらい涼しい地域で、ワイン造りに適したダラットという中部地域で盛んに醸造されています。フルーツブドウをベースにワインを醸造していましたが、時代の変化とともに品種改良ができ、ベトナムで育つワインブドウが近年できるようになり、飛躍的成長を遂げている最中です。
ダラット以外で飲む場合は、冷やした状態で飲むのがベターです。

*清酒とワインは、酒屋レベルでは保管方法が雑であり、劣化してる状態で提供しているお店もございます。そのため、お店選びは慎重にです。

蒸留酒

蒸留酒は、醸造酒などをさらに加熱して蒸留という方法でアルコールを抽出し、濃縮させたお酒です。これによって、アルコール度数が高くなり、風味も独特になります。焼酎やウイスキー、ジンなどがこの仲間です。蒸留することで、より強いアルコールと特有の香りや風味が生まれ、少量でも楽しめるお酒が多いです。

焼酎

米をベースにした蒸留酒ということを前提とすると意外と豊富な品ぞろえがあります。ベトナムでは自家醸造も規制されていないので、自宅でも造られています。焼酎といえば、フエフーズでは『玄米焼酎の夢玄舞』や『芋焼酎 芋はじめ』があります。他社では、サンフーズの『芋大陸』といった商品。ベトナムのメーカーでいうと『ネプモイ』や『ルアモイ』が上げれます。お土産といえば、『ネプモイ』『ルアモイ』の印象強いですが、ベトナムで馴染みあるといわれると、フエフーズの『帝王』はとても根強い人気があります。

 

ウォッカ

焼酎で記載している内容と被っています。ウォッカを定義すると、ロシア語で『蒸留酒』を意味しています。『穀類』を原材料としているのが、違いです。原材料は、「大麦、小麦、ライ麦、じゃがいも、米、サトウキビ」といったものが挙げられています。なので、地域性がでるお酒となります。ベトナムでは、『Vodka』というブランドがよく街中で見ることができます。焼酎というジャンルに『ネプモイ』『ルアモイ』を追加していますが、国の定義によっては、ウォッカに分類されることが多いです。そもそも『焼酎』というジャンルは日本にしかないということも言えます。

ウィスキー

 知らないうちにベトナム産のウィスキーを飲んでる方は多いと思います。ウィスキーは2種類に分類されており、その中でもグレンウィスキーが多く製造されています。こちらも原料は、「穀類」と定義されていますが、ウォッカと同様の穀類が使用されています。これを複数回蒸留して、作られます。複数回蒸留するとアルコール度数は上がりますが、代わりに香味がなくなっていきます。製造方法が似ていることもあって、『Vodoka』のメーカーと同様のメーカで提供されています。こちらのウィスキーの原酒は日本にも輸出されているので、意外と知らないうちにベトナム産のウィスキーを飲まれてる方は多かったりします。

リキュール

リキュールは、蒸留酒に果物やハーブ、スパイス、クリームなどの味や香りを加えたお酒です。カクテルで使われることが多く、甘みが強いものが多いのが特徴です。お菓子のような香りや、甘酸っぱい風味などを楽しめるものが多く、お酒が苦手な人にも飲みやすいものが多いです。

コーヒー

ベトナムはお米と並んで、コーヒーの産地でもあります。ロブスタ種は世界2位の出荷量誇っています。ロブスタ種は、インタストコーヒー等で使用されているので味がハッキリしています。そのため、詰め込んだりすると思いのほか味わいが出てきます。フエフーズの『カフェコ』は代表的ですが、調べると色んなメーカーも作ってたり、廃盤になってたりとたまに見かけます。

ベトナムでも日本と同じくらい「梅」は人気です。その人気のアルコール飲料の梅酒はフエフーズの『うめ一』です。CHOYAの梅酒ももちろん人気です。

チャミスル(ソジュ)

韓国の焼酎です。日本の定義で焼酎とすると、違うので、ここではリキュールに分類しています。ご存知の通り、色んなフレーバーの焼酎があります。ストロベリーやピーチといった種類はベトナムでも人気です。フエフーズ同様、甘いお酒と15度前後のアルコール度数というのがベトナム人の若い人にハマっています。

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