【ブームを解説】| 本格焼酎新時代 | ②熱い情熱を持った男たちの物語

投稿者 : SaitaYoshiro on

前回(←クリック)からの続きです。今回は焼酎の3回のブームについて書いていきたいと思います。第一次ブームは今から約50年前の1970年代に起きたと言われています。この50年前というのが非常に重要な期間と話されています。なぜなら、第一次ブームの先駆者たちの引退もしくは亡くなってきているという年代に突入しており、当時の話をリアルに聞く環境がなくなってきているから、こういう書物で伝えていくことが非常に重要となっているからです。

やはり0から1を実現した方たちのバイタリティや想いは相当なものがあったのかなと思っています。現在の日本酒業界におけるフランスに酒蔵作ったwakaze稲とアガペプロジェクトの延長で新規酒蔵を立ち上げようとする岡住さんといった人達がいたのかなと勝手に想像しちゃってます(笑)

 

≪第一次ブーム≫

1970年代に起きました。火付け役となったのは『白波』です。これまでは手作りで行っていた焼酎造りが機械の導入を行いました。さらに麹菌が黒麹から白麹へと変わりました。フエフーズでも芋焼酎を造っているのですが、暑い時期になるとさつまいもの品質を維持するのは結構難しいのです。機械化と麹への変遷により、品質にばらつきや変質がなくなり、麹が変わったことによる香りがソフトなタイプの焼酎が作られ、多くの人に飲まれるようになりました。

 

≪第二次ブーム≫

第一次ブームの勢いそのままに1980年代~90年代中頃で起きました。この時の火付け役は『そば焼酎』の雲海酒造と『麦焼酎』いいちこの三和酒類です。この勢いを歯切りに、九州の飲物であった焼酎が、関東へ進出していきます。一次ブームでは福岡に支社を置く会社が増えてきていたのですが、二次ブームでは東京進出をしている焼酎メーカーが増えてきました。さらに、今では信じられないかもしれませんが、課税移出量がウィスキーを抜きました。これは酒税の関係も色々あって複雑なのですが、焼酎がウィスキーに勝ったという事実に変わりはありません。

 

≪第三次ブーム≫

2000年以降に起きた第三次ブームはこれまでとは少し異なります。新たなメーカーが出てきたいうよりは全体的な底上げが起きたというイメージです。前回のブログに記載している通り、芋焼酎が爆発的に伸びました。焼酎の健康志向というメディア戦略に則って、霧島酒造の黒霧島が芋焼酎ブームを牽引しました。他にはPB商品が出てきたりとメーカーが全面に出るというより業界としてのニーズがすごく高くなったという流れです。フエフーズもこの時期にベトナム進出し、PB商品を行っていました。

 

≪これから…≫

第三次ブームが過ぎてから今日まで焼酎業界は厳しい状況が続いています。①日本酒同様に新規免許の取得困難であることから新規参入ができないこと、②レモンサワーといったチューハイ、ハイボールブームに伴う甲類焼酎の需要増。③そのほか輸入された蒸留酒との比較、といったことが挙げられると考えています。第4次ブームが来るために必要なことは、”ペアリング”であったり”文化”的訴求が必要になってくるのかなと思っています。第一次ブーム世代がいなくなって、日本酒同様に次代を継ぐ者の台頭が必要になってくると思います。
また、日本から世界へ「shochu」として進出していくのか、世界各地にある蒸留酒とどのように差別化を図っていくのかがポイントになると思っています。

次代についてはまた次のお話です。

 

 

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