【すぐに理解できる】| お酒の経済学 | ①焼酎はどこへ行く

投稿者 : SaitaYoshiro on

前回の『焼酎新時代』をまとめました3部作に引続き、今回も本の内容について書いていきたいと思います!
この本は内容の濃さに対して、圧倒的に文字数が少ない&簡潔にまとまっているのでおススメです!

この本の著者である都留康先生は経済学者で、一橋大学の教授をされています。主に労働経済等を専門にされているのですが、『酒類』にも非常に関心を持たれており、『焼酎新時代』の著者の中野元先生とも親交があるとのことです。というのもお互い福岡出身の方で、焼酎が大好きとのこと。

都留先生はサケストリート主催の講演会で知り合い、その懇親会で一緒にお話しをさせていただきました。
実は、フエフーズのことも知ってくださっており、行けるようになったら行きたいとおっしゃってくださいました。すごくうれしかったです。

話は本の内容に移ります(笑)

≪焼酎ブームについて≫

これは『焼酎新時代』のところで詳細を記載しておりますので、こちらです。
ここでは要点のみです。
①第一次ブーム
1970年代、鹿児島・宮崎の芋焼酎メーカーが福岡に進出を果たし、九州で焼酎ブームが起きる。
②第二次ブーム
1980年代、三和酒類のいいちこ(麦焼酎)や雲海酒造のそば焼酎が関西、関東に進出しブームが起きる。
③第三次ブーム
1990年代、黒霧島を筆頭に日本各地で芋焼酎ブーム。ここで、霧島酒造、三和酒類、オエノンの寡占時代へと移っていく。

という感じです。この本によると、焼酎ブームのきっかけとなったのは、『黒麹 泡盛』だそうです。第3次ブームでも波に乗っていないのですが、火付け役だったみたいです。

≪焼酎の苦悩≫

焼酎ブームが終わってから、約20年という月日が経っています。海外・国内からのウィスキーや酎ハイブームに押されており、消費量は年々減少しています。海外進出を図っているところも多いですが、輸出量もずっと変わっていないのが現状です。
この状況を打破していく中で、まず現状を認識する必要があります。
①食中酒としての在り方
日本で焼酎が飲まれるのは
場所:大衆居酒屋や家庭の食中
料理:懐石料理ではない大衆料理や家庭料理
です。
蒸留酒としてこの位置にいるのは、世界にあまたある蒸留酒の中では圧倒的優位な立場ですが、食中酒の中ではビール、日本酒という強豪に立ち向かう非常に難しいところにいる複雑な感じです。。。

②差別化の製品の不在
本格焼酎というくくりでの差別化ができていないことも指摘されています。森伊蔵、村尾、魔王といった本格芋焼酎の3Mは有名でプレミアムですが、これは需要と供給の不均衡によって高価格になっているとのこと。高価格帯の商品があってもいいとのことです。

 

≪これからの展望≫

世界的なトレンドに合わせて、「ウィスキー」と「クラフトジン」の開発し、世界進出を図っている動きが目立ってきています。日本の焼酎は日本の中だけの飲料と考え、世界の規格に寄せていく形ですね。おそらくジャパニーズウィスキーやジャパニーズジンとして日本の蒸留酒が認知されるようになったら、その蔵にある「焼酎」に興味を持ってもらえる可能性が出てくるのですごくいい動きだと個人的には考えています。知られてなかったら何も始まらないです。

ベトナムで20年以上焼酎を焼酎として売っているので、そこそこ知名度は出てきていますが、それでも知らない人の方が圧倒的に多いのが現実です。ウチも焼酎だけでなく、リキュールやジンといったものを作りながら、ベトナムの良さ、日本の焼酎を広めていけたらと思っています。

 

ーーー本日のおススメーーー

都留先生が好きな芋焼酎です。

芋焼酎の白麹と黒麹の飲み比べセットです。黒麹がどのような味なのか、白麹がどれくらい丸みがあるのか、はっきりと違いがわかりますのでぜひ飲み比べていただけたらと思います。詳しい説明は画像をクリックしてください

 

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