『歴史を変えた6つの飲物』蒸留酒編①/酒の錬金術

投稿者 : SaitaYoshiro on

 

これまでは日本酒にフォーカスを当ててましたが、今回からは蒸留酒・焼酎の方にテーマを絞って更新していきたいと思います。

この本はSake Streetのライター二戸さんから教えていただいた本です。この本をきっかけだったかは忘れましたが、2020年から毎月課題図書を決めて1冊同じ本を読んでいます。最近3月からは同じくSake Streetのライターで立教大大学生の山岸君も参加して3人で読書会をやっています。ゆるーくやってますので興味ある方はぜひともです。

「歴史を変えた6つの飲物」ですが、6つとは何かご存じですか!?

1.ビール

2.ワイン

3.スピリッツ(蒸留酒)

4.コーヒー

5.茶

6.コカ・コーラ

の6つです。日本酒は言ってないのは残念ですね。数年後に「歴史を変えた7つの飲物」みたいなものを作って頂いて『日本酒(SAKE)』って項目が追加されるのを期待しています。

今回は焼酎の造りのルーツとされるスピリッツにフォーカスを当てていきたいと思います!

<蒸留酒とは>

蒸留酒は醸造酒を蒸留したもの。と一言で終わらせることができます。ただ、「『蒸留』って何!?」ってなりますよね。漢字的に「蒸」があるから醸造酒を蒸すのかなってイメージですよね。そのイメージ通りです笑

日本酒で例えると、日本酒は醸造酒でアルコールが18度(原酒)くらいあります。日本酒の原材料は米と水、日本酒にはアルコールと水が含まれています。日本酒を加熱していくと液体が沸騰始める前に表面から上記が上がります。アルコールの沸点(沸騰する温度)は78度で、水の沸点は100度なので、最初の蒸気はアルコールが気体になったものです。この蒸気を取り出して、凝結(冷やして液体に戻す)と日本酒よりもはるこにアルコール濃度が高い液体ができます。この作業を繰り返すことでできた焼酎を連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)といって、皆さんがよく飲まれるレモンサワーのアルコール分です。最近酒蔵が作っている消毒液もこれと同じような原理で造られています。

<蒸留の歴史>

過去のブログで中国発祥とか書いていましたが、少し補足させていただきます。米をベースにしたアルコールの蒸留酒技術を意味しています。液体を蒸留することに関しては、紀元前4000~3000年ほどからメソポタミアで行われていました。香水を造るためにこの技術は使われていたとのことです。その後ワインといった様々なものと蒸留するなど、アラビアの錬金術師が研究を行っていたとされています。この蒸留酒は保存がいいことから大航海時代を特徴づける飲み物となりキリスト教諸国に普及しました。

<蒸留酒の用途>

飲物としてのイメージが多いですが、古代エジプト時代は上述の通り香水として、その後薬物として消毒液と服用することができる万能の薬物として使用されており、命の水(アックア・ヴィータ)とよばれていました。

こういう流れで飲物として進歩を遂げていきました。まだ蒸留酒で馴染みのあるウィスキーやブランデーといったものはいつ出てきて、どのように飲まれるようになってきたのか。そいったお話は次回へ続きます!