ベトナムと日本酒(SAKE)文化とSDGs

ベトナムと日本酒(SAKE)文化とSDGs

前回から熱く、日本酒を広める活動をしようと決めたわけですが、そのきっかけになったのは、『SDGs』というSustainable Development Goals という持続可能な発達を目標とした国連が推奨しているスローガンです。最近では政治家さんのインタビューで裏にうっすら見えている虹色のお洒落なロゴです。

これが世界の指標として目指しているのならば、企業として『何ができるか』『何をしているのか』というのを自問自答する機会になりました。SDFsを実行しなきゃ、何すればいいんだろうって人のために勉強会等を実施しているところもありますが、本質は『企業が何のために存在しているのか』というのを考えれば難しいことではないと思っています。

ベトナムで作っているフエフーズのSAKEを通して、当てはめていくことができるGoalsは、17項目中6項目かなと考えています。それぞれを紐解いていってみます。

フエフーズが日本で日本酒を販売する際は、売上の一部をベトナムの孤児院に寄付するスキームで考えています。ベトナムのSAKEが日本で広まるだけでなく、孤児院の人にもベトナムのSAKEが日本で流通しているのを知ってもらえたらと思っています。

近年の日本では普通になってきていますが、アルコールは男の飲み物というイメージがベトナムでは根付いています。日本の女性に日本酒が好きが多いように、ベトナムでも男性の飲み物というのではなく、男女が一緒にSAKEを酌み交わせるようなブランディングをしていきたいと思っています。

ベトナムの人件費が安いからベトナムで作っているとよく言われますが、ウチはベトナムの酒蔵として商品を提供していきたいと考えています。ウチのSAKEがベトナムナンバー1のSAKEとして日本でも負けない人気商品にしていき、働き甲斐のある企業を目指していきます。また、ベトナムの古都フエに根付く地域密着型の企業として、フエ市のさらなる発展に寄与していくことがフエフーズの発展に繋がると考えています。

ほぼ毎回のように書いていますが、最近では少なくなったとはいえ、ベトナムのだからおいしいわけがないとよく言われます。ベトナムのSAKEと日本の日本酒を比べてどっちがおいしい・おいしくないと評する人もいます。違う国で違う環境で作っているのだから、違った味でいいと思いますし、その国の特徴や料理に合ったように仕上げています。「ベトナムのだから」と不当な評価をされないように、日本酒というものを伝えながら、ベトナムのSAKEの良さを伝えていきたいと思います。

SAKE文化をベトナムで広めて、ベトナムで作るSAKEの良さを世界に広げていくことをビジョンし、SAKEを持続可能な産業として業界全体を盛り上げていきたいと思っています。

SAKEを通じた日本とベトナムのパートナシップを十分に活かした文化交流の実現を行っています。近年では海外でSAKEを作る国も出ているので、海外酒蔵同士でのパートナーシップも結んでいきたいと考えています。

という感じでフエフーズとしてのSDGsを考えています。普段当たり前にやっていることがSDGsになっていることもあると思いますし、意識して活動していくと会社のビジョン形成や自分のモチベーションに繋がってくるのかなと考えています。
まだ書けないSDGsがあったりもします笑 この書けない新規事業こそがSAKE文化を広めていく上でもっと重要なピースなのかもと考えています。

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