『Brooklyn Kura』の杜氏が福岡(朝倉)に日本酒と焼酎の勉強にやってきた!

『Brooklyn Kura』の杜氏が福岡(朝倉)に日本酒と焼酎の勉強にやってきた!

前回のお話で、ハワイのプレゼンについて書くと宣言していましたが、まだ写真データ等が集まって来ていないので少々お待ちください。代わりと言ってはという感じですが、前回ブログでお話した通り、年末年始はニューヨークにある酒蔵『Brooklyn Kura』に行ってきました!そこでお会いした杜氏のブランドンが2月に福岡に行くよっていうことを言い残してました。福岡で会うためにこまめに連絡を取っていました!

2月の某日、夜は空いてるよーってことで一緒に飲みに行きました!お店は天神南にある『すみ劇場 むさし坐』で合流しました。偶然にも囲炉裏が好きというブランドンはとても気に入ってもらいました!料理もおいしいですけど、雰囲気もやはり大事だと感じました。ずっと英語で話していたせいか、スタッフさんも対応に少し困っていましたね笑

とある会話、S(才田)、B(ブランドン)
S「今日どこ行ってたのー?」
B「(地図見せながら)天盃っていう麦焼酎造ってるところと秋月だよ。」
S「そのルートだとウチの会社通ってるね笑」
B「マジ!?あの砕石場、君のところなんだ!アテンドしてくれたアメリカ人が秋月に住んでて、この赤い車に乗ってるんだよー」
S「この車目立つからよく見るよ笑 彼なんだね笑」
B「マジか――笑」
という福岡市の超ローカルな話で盛り上がりました。

とある日本酒の話
S「これは福岡の○○の酒蔵の酒だよーー」
B「このテイスティングは協会酵母9号だよね!?」
S「(とある酒蔵のサイトを見ながら)合ってるーー!」
B「めっちゃ勉強したからねー笑 長野の宮坂醸造とか岩手の南部美人とかで勉強したよ」
S「本当にすごい」
B「ところで、今度出雲に行くんだけど、ヤマタノオロチと酒の関係って知ってる?」
S「知ってるよー!古事記っていう日本の聖書みたいな話だよ。ヤマタノオロチってモンスターがいて、スサノオって神が酒を飲ませて、酔っぱらっている間に倒したんだよ。倒した後、ヤマタノオロチの体の中から出てきたのが、草薙の剣っていって日本の宝になってるよ」
B「そうなんだ!やっぱり酒と文化って関係しているんだね。」

といった会話をずっとしてました。日本人は自国の宗教観である『神道』や『古事記』というものを学ぶことができなくなってきています。「宗教」というだけで怖いとか思ってしまう人もいると思います。報道でみる宗教は怖い団体が多ですし、宗教について学ぶこともないのでそのイメージを持つことはやむなしだと思います。ただ日本酒は『国酒』っていうのであれば、なんで国酒なの?って説明できないといけないです。米を使った醸造酒は、中国にも韓国にもあるので逆に食われる可能性すらあります。
国際化が進む中でも、自国のアイデンティティについて考えておくことは大事なのかなと思っています。あんまり語ると変な奴認定されちゃうので興味がある方は連絡下さい笑

今回のお店は、知り合いから紹介して来たということで、お店へのプレゼントとブランドンへのサプライズを用意していました。

Brooklyn Kuraのブルーボトルを持ってきました。日本では買えないということもあってスタッフさんも喜んで頂けましたし、アメリカでSAKE造ってる人がいるんだ!ってのも同時に教えることができました笑 オールアメリカ産のお米の力と彼の技術と知識は本当に素晴らしいです。

そんな彼の今の目標は、焼酎造りと醤油づくりとのこと。今の蔵の規模では造れないですが、将来的にいろんなものを造っていきたいという意気込みはかなり感じました。またラベルへのこだわりも強いです。今のラベル表記には満足しておらず、PDCAを常に考えている姿勢にはこちらが逆に勉強させていただきました。
また会えるのが楽しみです。。

次回こそは、ハワイのお話になると思います~

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