焼酎の裏ラベルを見ていると、『焼酎乙類』とか『焼酎甲類』とか『本格焼酎』とか書いてあるんですが、違いわかりますか!?
自分は全然意味わかっていませんでした。 というかごちゃごちゃになって覚えてました。そのため、復習もこめて説明していきます!今回は造りによる違いで説明をしません。造りによる違い別の機会に行いたいと思います。
<焼酎乙類=単式蒸留焼酎=本格焼酎>
上の羅列の中で、皆さんが馴染みあるのは『本格焼酎』ではないでしょうか?
飲食店でロックや水割り炭酸割りで芋焼酎や麦焼酎といった焼酎を飲んでいる方はこちらを飲んでいると思います。本格焼酎のことを「乙類」といったり「単式蒸留」といったりします。単式蒸留は酒税絡みでよく見ると思います。
例えると、黒霧島やいいちこといった商品です。焼酎好きは確実にしっている森伊蔵、魔王、村尾もこちらに入ります。フエフーズの本格焼酎は『こちら』(笑)
蛇足ですが、ウィスキー系(バーボン、スコッチ含む)やブランデーなども単式蒸留と言われています。
<焼酎甲類=連続式蒸留焼酎>
こちらの焼酎は逆に馴染みがない人も多いと思います。若い人は気づかずに一番飲んでいるんじゃないかと思っています。というのも「チューハイ」や「サワー」のベースとなっているアルコールがこちらの甲類になります。
*「チューハイ」は、「焼酎ハイボール」の略語です。蒸留酒をベースに炭酸とお好みの味を加えて楽しむのは、バーで飲むカクテルと同じですね!
*「チューハイ」と「サワー」の違いについてはこれも後日書きたいと思います!関西は「チューハイ」で、関東は「サワー」という説があります笑
この焼酎がチューハイ等で使われている理由は、芋焼酎や麦焼酎と違って味がないのが特徴です。
代表的な商品は、JINRO、閻魔、キンミヤがあげられますね。(うちの商品は五十丸というやつです)
最近見られる「レモンサワーのもと」といった商品は事前に焼酎甲類とレモン果汁と砂糖などがはいったリキュールに酒税法上分類されています。
<甲乙混和焼酎≠乙甲混和焼酎>
甲乙混和と乙甲混和は、焼酎乙類と焼酎甲類をブレンドした商品になります。名前の違いは、ブレンド比率になります。甲乙混和の場合は、甲類の方が多い場合です。乙甲混和の場合は、乙類の方が多い場合になります。
*豆知識ですが、焼酎乙類と焼酎甲類にはそれぞれ製造免許があり、乙類免許しかもっていないところは乙甲混和しかつくれず、甲類免許を持っていないところは甲乙混和しか作れません。
このブレンド商品の特徴は、『価格』になります。今まで触れていませんでしたが、商品の製造原価は、『焼酎乙類』>>『焼酎甲類』くらいのイメージを持たれるといいです。主な理由は原料代です。味を出すために必要とする麦や米や芋といった原料が異なっているためです。
ブレンドしていることによって製造原価を抑えることができ、販売価格を安くすることができます。
代表的な商品はすごいも、すごむぎ、鍛高譚といった商品です。
こんな感じでなんとなく違いが判っていただけたらと思います!焼酎は価格的に日本酒よりもお手頃であるので皆さんに馴染みがあると思っています。だからこそ違いもわかってそれぞれの良さを知って頂けたらと思います。
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